本年度は、コロナ禍の影響を受けながらも感染予防対策に万全を期し、全国男鹿駅伝競走大会、日本海メロンマラソン大会、多くの市民が集う各種スポーツ大会も相当数実施され、スポーツ活動復活の兆しに心強さを感じています。
さて、昭和29年に新生男鹿市が誕生と同時期に設立された「男鹿市体育協会」の名称を本年6月1日から、「男鹿市スポーツ協会」に改称いたしました。
要因は、平成27年に国がスポーツ基本法の趣旨を踏まえ、国民がスポーツを通して生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営むことができるスポーツ立国を目指し「スポーツ庁」の新設によって、スポーツの定義を「体育」は「スポーツ」に含まれることを明確に定義づけたことです。
平成29年にスポーツ参画人口拡大の「一億総スポーツ社会」実現のスポーツ基本計画(第2期)が策定され、その中でスポーツの統一組織である日本体育協会が施策の実施主体であることの明確化によって、平成30年名称を「日本スポーツ協会」に改称しています。
秋田県体育協会では、県が平成21年に「スポーツを通じてすべての県民が幸福で豊かな生活を営む元気な秋田」を目指して「スポーツ立県秋田」を宣言し、翌年に宣言を具現化するため、スポーツ振興基本計画を策定(4年ごとに見直し)されていますが、県民スポーツの統一組織である県体協との連携強化を一層の発展に向けた取り組みが求められていることに鑑み、昨年4月に「秋田県スポーツ協会」に名称変更されました。
男鹿市では平成30年4月に機構改革で、本協会を所管する教育委員会「スポーツ振興課」を市長部局の観光文化スポーツ部「文化スポーツ課」に移管し、令和2年策定の男鹿市総合計画のスポーツ活動の推進基本施策に、市民が心身ともに健康で幸せな生活を営める「健幸都市」づくり推進のため、体力や年令、目的、障害の状況に応じた生涯スポーツ活動、各種スポーツ教室の充実普及と競技人口の拡大や競技力向上のための大会継続開催に努めるとあり、本協会も名称変更を機に加盟する27の競技団体、12の地区体育協会・中学校体育連盟に加え、各種団体と連携強化を図り、一体となって男鹿市が目標とする「健幸都市」づくり実現のために、市民総てが参加できるニュースポーツの普及推進に努め、スポーツという文化を後世に継承していく体制を構築してまいりたいと思っています。
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